《もう食品選びに時間をかけない》5秒で分かる【食品添加物】確認方法!

《もう食品選びに時間をかけない》5秒で分かる【食品添加物】確認方法! 食品表示の基本

忙しい毎日、食品選びにじっくり時間はかけられない。でも、食品添加物はなるべく把握しておきたい——そんな人のために、たった5秒でできる食品添加物の確認方法を紹介します。

見る場所はたった1か所。今日からスーパーで迷わずサッと確認できるようになりますよ。

ステップ1:商品をひっくり返して「一括表示」を探す

気になる商品を手に取ったら、まずパッケージの裏面へ。そこには一括表示という、商品情報がまとまった表示枠があります。これを見つけるのが第一歩です。

ステップ2:見るのは「原材料名」だけ

一括表示の中で確認するのは、上から2番目あたりにある【原材料名】の欄だけ。ここに必要な情報がほぼ詰まっています。

  • 使われている原材料(重量の多い順)
  • いちばん多い原材料の産地または製造地
  • 食品添加物
  • アレルゲン
食品のパッケージ裏の一括表示を確認する様子

ステップ3:スラッシュ「/」を見つける

原材料名の欄には表示ルールがあり、原材料と食品添加物ははっきり分けて書くことになっています。よく見かけるのが「原材料 / 食品添加物(アレルゲン)」のように、スラッシュで区切る書き方です(改行したり「添加物」の欄を別に設けたりする書き方もあります)。

つまり、「/」から後ろに書いてあるものが食品添加物。これさえ知っていれば、5秒で「この商品に添加物がどれくらい入っているか」が見えてきます。

原材料名の欄

添加物の書き方は3パターン

「/」のあとに並ぶ添加物の名前は、書き方のルールが3つあります。知っておくと、名前の意味がぐっとわかりやすくなります。

書き方例どんなときに使う?
用途名と物質名をいっしょに書く甘味料(ステビア)、保存料(ソルビン酸K)、酸化防止剤(ビタミンC)甘味料・着色料・保存料・増粘剤(安定剤・ゲル化剤・糊料)・酸化防止剤・発色剤・漂白剤・防かび剤として使ったとき
まとめた名前(一括名)で書く乳化剤、香料、膨脹剤、pH調整剤、調味料(アミノ酸等)同じ目的で使う添加物をまとめて書ける14種類
物質名だけで書くトレハロース上の2つに当てはまらないとき

たとえば「甘味料(ステビア)」なら、「甘みをつけるために、ステビアを使った」という意味です。カッコの外が目的、中が物質の名前、と覚えておくと読みやすくなります。

表示されない添加物もある

じつは、使った添加物がすべて書かれているわけではありません。次の2つは、表示を省略できる決まりです。

  • 加工助剤:作る途中で使い、できあがる前に取り除かれたり、残ってもごくわずかで食品に影響しないもの
  • キャリーオーバー:原材料(たとえば、しょうゆやマーガリン)に入っていた添加物で、できあがった食品の中では効果を出さないくらいの量しか残っていないもの

ただし、表示を省略できる添加物でも、アレルゲンに由来するものは、アレルギー表示が必要です。

あわせて読みたいキャリーオーバーと加工助剤の違い|市販の材料の添加物は書く?

添加物のうしろの「(乳由来)」にも注目

添加物の中には、アレルゲンになる食品から作られたものもあります。その場合は、「カゼインNa(乳由来)」のように、何から作られたかがカッコで書かれます。アレルギーのある方は、「/」のうしろのカッコまで見ておくと安心です。

プラスのコツ:原材料の「文字数」もヒントになる

原材料名の欄の文字数は、おおまかに使われている材料の数を表します。同じような商品で迷ったら、原材料がシンプルなほうを選ぶ、というのもひとつの目安です。

スラッシュで原材料と添加物を区切った表示

「カタカナ=危険」ではありません

「カタカナやアルファベットの添加物は体に悪い」と言われることがありますが、これは正確ではありません。たとえば「ビタミンC」はカタカナ表記でも酸化防止のために使われる身近な成分ですし、表記の見た目と安全性は関係がないんです。

添加物は、国が使ってよいと認めたものだけが使われていて、使う量などの基準があるものは、それを守って使われています。大切なのは、見た目の印象で怖がることではなく、「何が入っているかを知って、自分で選ぶこと」。知らない名前があったら、当ブログの食品添加物かんたん解説ツールで調べてみてください。名前を入れるだけで、その添加物の役割がすぐ分かります。

あわせて読みたい食品添加物のメリット・デメリット|なぜ使う?役割一覧をわかりやすく解説

まとめ:5秒チェックの流れ

  • ① 商品をひっくり返す
  • ② 原材料名の欄を見つける
  • ③ 「/」の後ろ=食品添加物を確認
  • ④ 迷ったら原材料がシンプルなほうを選ぶのも目安

大切なのは「避けること」より「把握すること」。スラッシュの後ろをチラッと見る習慣だけで、毎日の買い物の判断力がぐっと上がりますよ。

出典:食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)第3条・別表第六・別表第七、消費者庁「食品表示基準について」別添 添加物関係・アレルゲン関係

リーリー

この記事を書いた人

リーリー調理師・中級食品表示診断士

食品メーカーで食品表示の実務を担当していました。いまは調理師として働きながら、パッケージの裏の読み方をやさしく伝えています。

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