暑い日に食べたくなるアイス。パッケージの裏を見ると、「種類別 アイスクリーム」「無脂乳固形分」など、ふだん聞かない言葉が並んでいます。
じつはアイスの呼び方は、牛乳の成分がどれだけ入っているかで決まっています。中級食品表示診断士のリーリーが、国の決まり(乳等命令)で確かめた内容を5問のクイズにしました。答えはボタンを押すと開きます。
Q1. アイスの「種類別」は何種類?
- A2種類
- B3種類
- C5種類
答えを見る
牛乳の成分(乳固形分)が3%以上入った冷たいお菓子は「アイスクリーム類」とされ、アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスの3種類に分かれます。どれにあたるかを書くのが「種類別」の欄です。
乳固形分が3%に満たないものは「アイスクリーム類」には入らず、アイスキャンディーやかき氷のようなものは「氷菓」などとして売られています。
Q2. 「アイスクリーム」と書ける基準
- A3%以上
- B10%以上
- C15%以上
答えを見る
3種類の基準はこうなっています。牛乳の成分がいちばん多いのが「アイスクリーム」です。
| 種類別 | 乳固形分 | そのうち乳脂肪分 |
|---|---|---|
| アイスクリーム | 15%以上 | 8%以上 |
| アイスミルク | 10%以上 | 3%以上 |
| ラクトアイス | 3%以上 | 決まりなし |
Q3. 「MOW」の種類別
- Aアイスクリーム
- Bアイスミルク
- Cラクトアイス
答えを見る
MOWは、いちばん牛乳の成分が多い「アイスクリーム」です。森永乳業の商品紹介でも「バニラアイスクリーム」と紹介されています。
値段やブランドだけでは種類はわかりません。気になるときは、パッケージの「種類別」の欄を見てみましょう。
Q4. 「無脂乳固形分」ってなに?
- A牛乳から、脂肪分だけを取り出したもの
- B牛乳から、水分と脂肪分を除いたもの(たんぱく質や乳糖など)
- C豆乳など、植物性のミルクの成分
答えを見る
無脂乳固形分は、牛乳から水分と脂肪分を除いた成分で、乳たんぱく質や乳糖、ミネラルなどです。市販のアイスの表示には、「無脂乳固形分」と「乳脂肪分」がならんで書かれています。
※2026年4月の食品表示基準の改正で、この2つの表示は国の表示ルールでは義務ではなくなりました。ただ、業界の自主ルール(公正競争規約)では今も表示することになっているので、市販のアイスの多くには、今も書かれています。
無脂乳固形分+乳脂肪分=乳固形分です。たとえば無脂乳固形分7.0%、乳脂肪分8.0%なら、乳固形分は15.0%。アイスクリームの基準(15%以上・うち乳脂肪分8%以上)を満たします。

Q5. ラクトアイスの乳脂肪分
- A8%以上
- B3%以上
- C決まりはない
答えを見る
ラクトアイスの基準は「乳固形分3%以上」だけで、乳脂肪分の決まりはありません。そのため、植物油脂を使ってコクを出している商品もあります。
どれがよい・悪いではなく、濃さや食感、値段の好みで選べばOKです。原材料名を見ると、どんな材料でコクを出しているかがわかります。
まとめ
関連記事
出典:乳及び乳製品の成分規格等に関する命令 第2条・別表/食品表示基準(2026年4月1日改正)/アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約/森永乳業「MOW(モウ)バニラ」商品紹介


コメント