チョコレートのパッケージを見ると、「チョコレート」「準チョコレート」「準チョコレート菓子」など、名前がいろいろあります。
じつはこの名前には、カカオの量やチョコ生地の割合で決まる業界のルールがあります。中級食品表示診断士のリーリーが、チョコレートの表示の決まり(公正競争規約)で確かめた内容を5問のクイズにしました。答えはボタンを押すと開きます。
Q1. 「カカオ分」ってなに?
- Aカカオマスとカカオニブだけ
- Bカカオマス・ココアバター・ココアパウダーなど、カカオ豆からとれる材料の合計
- Cカカオマスだけ
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カカオ分は、カカオニブ・カカオマス・ココアバター・ココアケーキ・ココアパウダーの、水分を除いた合計の量です。
| カカオニブ | カカオ豆をいって、くだいたもの |
| カカオマス | カカオニブをすりつぶしたもの |
| ココアバター | カカオ豆からとれる脂肪 |
| ココアケーキ・ココアパウダー | カカオマスから脂肪の一部を除いたもの、それを粉にしたもの |
Q2. カカオ分とポリフェノール
- A必ず多い
- B必ず多いとは言い切れない
- Cカカオ分とは関係ない
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カカオ分には、脂肪であるココアバターも含まれます。日本チョコレート・ココア協会は、極端な例としてココアバター100%でもカカオ分は100%になるので、カカオ分が多いからポリフェノールが多いとは言えない、と説明しています。
ただし、チョコレートは油脂の量がだいたい同じくらいなので、同じくらいの油脂の量なら、カカオ分が多いほどポリフェノールも多くなる、とも説明されています。目安として見るのはOKです。
Q3. 「チョコレート生地」の基準
- A15%以上
- B35%以上
- C70%以上
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生地の基準は、次のように決まっています(水分はどれも3%以下)。
| 生地の種類 | カカオ分 | そのほかの条件 |
|---|---|---|
| チョコレート生地 | 35%以上 | うちココアバター18%以上 |
| ミルクチョコレート生地 | 21%以上 | ココアバター18%以上、乳固形分14%以上など |
| 準チョコレート生地 | 15%以上 | ココアバター3%以上、脂肪分18%以上 |
| 準ミルクチョコレート生地 | 7%以上 | ココアバター3%以上、乳固形分12.5%以上など |
「準チョコレート」は、カカオ分が少なめの生地で作られたチョコです。どちらがよい・悪いではなく、口どけや値段、使い方で選べます。
Q4. 「チョコレート菓子」になる条件
- Aチョコレート生地が、製品全体の60%未満のとき
- Bカカオ分が70%未満のとき
- C砂糖が多いとき
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名前は、製品全体に占めるチョコ生地の割合で分かれます。
| 生地 | 生地が60%以上 | 生地が60%未満 |
|---|---|---|
| チョコレート生地 | チョコレート | チョコレート菓子 |
| 準チョコレート生地 | 準チョコレート | 準チョコレート菓子 |
名前を見るだけで、「カカオ分が多めの生地か」「チョコとほかの材料のどちらが多いか」がだいたいわかります。
Q5. 人気のチョコの名前
- Aガーナ(ロッテ)=準チョコレート
- Bアポロ(明治)=チョコレート菓子
- Cたけのこの里(明治)=準チョコレート菓子
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正しくは、次のとおりです。
| ガーナ(ミルク) | チョコレート |
| アポロ | 準チョコレート |
| たけのこの里 | 準チョコレート菓子 |
ミルクチョコレートも、ミルクチョコレート生地の基準を満たせば「チョコレート」です。名前は商品のリニューアルで変わることもあるので、気になるときはパッケージで確かめてみましょう。
まとめ
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出典:全国チョコレート業公正取引協議会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約及び施行規則」/日本チョコレート・ココア協会「チョコレート・ココア健康講座」Q7


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