「準チョコレート」ってなに?チョコの表示クイズ5問|カカオ分・4つの名前・60%のルール

食品表示クイズ

チョコレートのパッケージを見ると、「チョコレート」「準チョコレート」「準チョコレート菓子」など、名前がいろいろあります。

じつはこの名前には、カカオの量やチョコ生地の割合で決まる業界のルールがあります。中級食品表示診断士のリーリーが、チョコレートの表示の決まり(公正競争規約)で確かめた内容を5問のクイズにしました。答えはボタンを押すと開きます。

この記事でわかること
・「カカオ分」が何のことか
・カカオ分とポリフェノールの関係
・「チョコレート」と「準チョコレート」の分かれ目
・「チョコレート菓子」になる条件
・人気のチョコの名前

Q1. 「カカオ分」ってなに?

Q1
高カカオチョコによく書いてある「カカオ分○○%」。このカカオ分は、どの材料の合計?
  • Aカカオマスとカカオニブだけ
  • Bカカオマス・ココアバター・ココアパウダーなど、カカオ豆からとれる材料の合計
  • Cカカオマスだけ
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正解:B

カカオ分は、カカオニブ・カカオマス・ココアバター・ココアケーキ・ココアパウダーの、水分を除いた合計の量です。

カカオニブカカオ豆をいって、くだいたもの
カカオマスカカオニブをすりつぶしたもの
ココアバターカカオ豆からとれる脂肪
ココアケーキ・ココアパウダーカカオマスから脂肪の一部を除いたもの、それを粉にしたもの
根拠:全国チョコレート業公正取引協議会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約及び施行規則」

Q2. カカオ分とポリフェノール

Q2
「カカオ分」が高いチョコほど、カカオポリフェノールも必ず多い?
  • A必ず多い
  • B必ず多いとは言い切れない
  • Cカカオ分とは関係ない
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正解:B 必ず多いとは言い切れない

カカオ分には、脂肪であるココアバターも含まれます。日本チョコレート・ココア協会は、極端な例としてココアバター100%でもカカオ分は100%になるので、カカオ分が多いからポリフェノールが多いとは言えない、と説明しています。

ただし、チョコレートは油脂の量がだいたい同じくらいなので、同じくらいの油脂の量なら、カカオ分が多いほどポリフェノールも多くなる、とも説明されています。目安として見るのはOKです。

根拠:日本チョコレート・ココア協会「チョコレート・ココア健康講座」Q7

Q3. 「チョコレート生地」の基準

Q3
「チョコレート」と名乗れる生地(チョコレート生地)の、カカオ分の基準は?
  • A15%以上
  • B35%以上
  • C70%以上
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正解:B 35%以上(うちココアバター18%以上)

生地の基準は、次のように決まっています(水分はどれも3%以下)。

生地の種類カカオ分そのほかの条件
チョコレート生地35%以上うちココアバター18%以上
ミルクチョコレート生地21%以上ココアバター18%以上、乳固形分14%以上など
準チョコレート生地15%以上ココアバター3%以上、脂肪分18%以上
準ミルクチョコレート生地7%以上ココアバター3%以上、乳固形分12.5%以上など

「準チョコレート」は、カカオ分が少なめの生地で作られたチョコです。どちらがよい・悪いではなく、口どけや値段、使い方で選べます。

根拠:全国チョコレート業公正取引協議会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約及び施行規則」

Q4. 「チョコレート菓子」になる条件

Q4
ビスケットやナッツと組み合わせたチョコ。「チョコレート」ではなく「チョコレート菓子」になるのはどんなとき?
  • Aチョコレート生地が、製品全体の60%未満のとき
  • Bカカオ分が70%未満のとき
  • C砂糖が多いとき
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正解:A

名前は、製品全体に占めるチョコ生地の割合で分かれます。

生地生地が60%以上生地が60%未満
チョコレート生地チョコレートチョコレート菓子
準チョコレート生地準チョコレート準チョコレート菓子

名前を見るだけで、「カカオ分が多めの生地か」「チョコとほかの材料のどちらが多いか」がだいたいわかります。

根拠:全国チョコレート業公正取引協議会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約及び施行規則」

Q5. 人気のチョコの名前

Q5
次のうち、パッケージの名前として正しい組み合わせはどれ?
  • Aガーナ(ロッテ)=準チョコレート
  • Bアポロ(明治)=チョコレート菓子
  • Cたけのこの里(明治)=準チョコレート菓子
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正解:C

正しくは、次のとおりです。

ガーナ(ミルク)チョコレート
アポロ準チョコレート
たけのこの里準チョコレート菓子

ミルクチョコレートも、ミルクチョコレート生地の基準を満たせば「チョコレート」です。名前は商品のリニューアルで変わることもあるので、気になるときはパッケージで確かめてみましょう。

根拠:各商品のパッケージ表示(リーリー確認)

まとめ

Q1カカオ分は、カカオ豆からとれる材料(カカオマス・ココアバターなど)の合計
Q2カカオ分が高いほどポリフェノールが多い、とは言い切れない
Q3チョコレート生地はカカオ分35%以上、準チョコレート生地は15%以上
Q4チョコ生地が60%未満だと「チョコレート菓子」
Q5アポロは準チョコレート、たけのこの里は準チョコレート菓子

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出典:全国チョコレート業公正取引協議会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約及び施行規則」/日本チョコレート・ココア協会「チョコレート・ココア健康講座」Q7

リーリー

この記事を書いた人

リーリー調理師・中級食品表示診断士

食品メーカーで食品表示の実務を担当していました。いまは調理師として働きながら、パッケージの裏の読み方をやさしく伝えています。

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