【チョコレート効果から学ぶ】裏の表示で見るチョコレートの選び方|カカオ分・低GIの意味

【チョコレート効果から学ぶ】裏の表示で見るチョコレートの選び方|カカオ分・低GIの意味 商品紹介

高カカオチョコレートの健康効果、最近よく話題になりますよね。でも——

  • 高カカオチョコが体にいいって本当?
  • 「カカオ〇〇%」なら何でも体にいいの?
  • 低GIってなに?

そんな疑問に、食品表示診断士のリーリーが「チョコレート効果」の食品表示を読み解きながらお答えします。

高カカオチョコが注目される理由

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、体のサビ(酸化)を防ぐ抗酸化作用や抗炎症作用があり、血圧・コレステロール・脳の健康などへの良い影響が期待されています。

カカオポリフェノールで研究されていること(抗酸化作用・血圧・コレステロール・お通じ)

ただし食べすぎはNG。メーカーの明治は、カカオポリフェノールは体にためておけないとして、1日25g(50gの板チョコなら約半分)を目安に、数回に分けて食べることをすすめています。

「カカオ〇〇%」のワナ

ここが今日いちばん大事なポイント。「カカオ〇〇%」は、カカオマス・カカオニブ・ココアバター・ココアケーキ・ココアパウダーを、水分を除いて合わせた量のことです。

カカオ分=カカオマス・カカオニブ・ココアバター・ココアケーキ・ココアパウダーの合計(水分を除く)

ところが、カカオポリフェノールが多いのは主にカカオマスやココアパウダーの部分で、ココアバター(脂肪分)にはほとんど含まれていません。つまり「カカオ%が高い=ポリフェノールが多い」とは限らないんです。数字だけで判断せず、カカオポリフェノール量の記載があるかを確認しましょう。

「チョコレート効果」と普通のブラックチョコを比較

原材料名を見比べる

チョコレートの食品表示を比べるイメージ
チョコレートの食品表示を比べるイメージ
  • チョコレート効果:カカオマス、砂糖、ココアパウダー、ココアバター+添加物2種。カカオマスが先頭=いちばん多い。カカオ72%という表示から、砂糖は約27〜28%と推測できます
  • ブラックチョコレート:砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ココアバター+添加物2種。砂糖が先頭で、舌触りのために植物油脂を追加しています

原材料の並び順(重量順)を見るだけで、商品の性格がここまで分かるんです。

栄養面の比較

チョコレートの食品表示を比べるイメージ
  • カロリーはどちらも同じくらい
  • チョコレート効果のほうが糖質が低く、食物繊維が多い
  • カカオポリフェノールはチョコレート効果が約2倍

おやつの目安は1日約200kcal。チョコレート効果72%なら5枚(25g)で140kcal・ポリフェノール635mgとばっちり。ブラックチョコも1枚50gで288kcal・639mgと優秀ですが、糖質が多めなので2日に分けるとなお良しです。

「チョコレート」と「準チョコレート」のちがい

チョコレートの名前には、業界のルール(チョコレート類の表示に関する公正競争規約)があります。たとえば、チョコレートのもとになる「チョコレート生地」は、カカオ分が35%以上(うちココアバターが18%以上)、水分が3%以下のものとされています。

カカオ分がこの基準に届かず、別に決められた基準を満たす生地は「準チョコレート生地」とされ、それを使った商品は名称の欄に「準チョコレート」などと書かれます。どちらがよい・悪いではありませんが、名称の欄を見ると、カカオがどのくらい使われたチョコかの目安になります。

「生チョコレート」にも決まりがある

「生チョコレート」は、チョコレート生地に生クリームや洋酒などを練りこんだもので、水分が多いため、賞味期限が短めです。名前の使い方は、同じ業界のルールで決められています。開けたら早めに食べきりましょう。

低GIってなに?

食べ物の糖質はブドウ糖として血液に入り、血糖値を上げます。急上昇するとインスリンが大量に分泌され、それが続くと肥満や糖尿病のリスクに。だから血糖値を急激に上げないことが大切なんです。

チョコレートの食品表示を比べるイメージ

GI値(グリセミック・インデックス)は、血糖値が急上昇するか穏やかに上がるかを表す指標。「糖質の量=血糖値」ではなく、吸収のされ方が重要です。高カカオチョコは糖質が少なめで、低GIとされている商品もあります(パッケージの「低GI」表示はメーカーの測定にもとづくものです)。糖質の基礎は糖質の解説記事でどうぞ。

あわせて読みたいチョコレートに詳しくなろう!食品表示クイズ チョコ編

まとめ|チョコ選びのチェックポイント

  • 「カカオ%」の数字だけで選ばない(ココアバターも含まれる)
  • カカオポリフェノール量の記載を確認する
  • 原材料名の並び順で砂糖の多さをチェック
  • 糖質・食物繊維にも注目。栄養の目安量はこちらの記事へ
  • 明治のすすめ方は「1日25gを目安に、数回に分けて」

毎日のおやつも、ちょっとした知識で体にやさしい習慣に変えられます。食品表示を味方につけて、おいしく賢くチョコレートを楽しみましょう!

出典:株式会社明治「チョコレート効果」商品情報、日本チョコレート・ココア協会「用語辞典チョコレート編」、全国チョコレート業公正取引協議会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」

リーリー

この記事を書いた人

リーリー調理師・中級食品表示診断士

食品メーカーで食品表示の実務を担当していました。いまは調理師として働きながら、パッケージの裏の読み方をやさしく伝えています。

プロフィールをみる →

ほかの記事をさがす

商品紹介
riilyresinをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました