【トランス脂肪酸は危険？】ショートニングってなに？

『トランス脂肪酸って体に悪いって聞くけど、何がそんなに危険なの？』『マーガリンにトランス脂肪酸が入ってるって本当？』『ショートニングってよく食品表示で見かけるけど、正体は？』

こんな疑問を持ったことはありませんか？

トランス脂肪酸は、私たちが普段口にするお菓子やパン、ファストフードに多く含まれていて、知らず知らずのうちに摂りすぎてしまうリスクがあります

この記事では、トランス脂肪酸の基本情報から健康への影響、避ける方法までをやさしく解説します

最初に結論

トランス脂肪酸は、心臓病などのリスクを高める「避けるべき油」です。
食品表示をチェックして「ショートニング」「マーガリン」「加工油脂」などの表記があれば注意し、なるべく摂取を控えることが健康維持につながります

トランス脂肪酸は、植物油を加工して固形化したときにできる人工の脂肪酸の一種です
水素を加えて作ることで、保存性や風味をよくする目的で使われています

簡単に言うと⋯サラサラの油を固める過程でできるのがトランス脂肪酸です

主に使われるもの：

ショートニングは、植物油に水素を添加して人工的に固めた油脂です
見た目は白く、無味無臭でサクサクした食感を出すために使われます
まさにトランス脂肪酸ができる過程なんです

入っている食品の例：

心臓病のリスク増加
　悪玉コレステロール（LDL）が増え、善玉コレステロール（HDL）が減るため、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まります

糖尿病・肥満との関係
　インスリンの働きを阻害し、血糖値コントロールに悪影響を与える可能性があります

妊娠中の摂取リスク
　妊娠中の摂取は、胎児の発達に悪影響を及ぼす可能性があるため、海外では妊婦に特に注意が呼びかけられています

日本では、トランス脂肪酸に対する使用禁止の法律はありません
ですが、海外（アメリカやカナダ、EUなど）ではすでに使用禁止や制限がされているようです

多くの日本企業も自主的に削減努力をしていますが、消費者が『自分で気をつける』必要があります

原材料名をチェックする：「ショートニング」「マーガリン」「加工油脂」などの表記があるものは注意しましょう

なるべく手作り・加工度の低い食品を選ぶ：素材がシンプルな食品は危険性が低くて安心して食べれます

油はオリーブオイルや米油など自然なものを選ぶ

トランス脂肪酸は、日々の食生活にひそむ見えないリスクです
「何となく体に悪そう」と感じたときは、その感覚は正解かもしれません

ショートニングやマーガリンの表示を見つけたら、量や頻度に気をつけましょう！
食品表示を見る習慣こそが、未来の健康を守る第一歩です