スーパーやコンビニで見かける食品のパッケージ
そこに小さく書かれた「栄養成分表示」を、なんとなく眺めるだけで終わっていませんか?
実は、この表示には健康的な食生活のヒントがたくさん隠れているんです!
でも、数字や専門用語が並んでいると難しく感じることも…
そこで今回は、クイズ形式で楽しく学べる「栄養成分表示」の読み解き方をご紹介! 意外と知らなかった食品表示の秘密、あなたはいくつ正解できるでしょうか?
栄養成分表示クイズ 初級編

栄養成分表示の基本を知って生活習慣病リスクを軽減させましょう
栄養成分表示クイズ 1問目

エネルギー(カロリー)は主にどの栄養素から得られるのでしょうか?
次の選択肢から選んでくださいね
A. ビタミン・ミネラル
B. たんぱく質・脂質・炭水化物
C. 食物繊維・水


答えは⋯
Bのたんぱく質・脂質・炭水化物です!
この3つは「エネルギー産生栄養素」と呼ばれています
- たんぱく質 → 1gあたり4kcal(肉や魚、大豆製品など)
- 脂質 → 1gあたり9kcal(油やナッツなど)
- 炭水化物 → 1gあたり4kcal(ご飯やパンなど)

なので栄養成分表示は、体を動かすためのエネルギー源である【エネルギー】と【たんぱく質】、【脂質】、【炭水化物】これに加えて塩分を把握するための【食塩相当量】が必須項目(義務表示)となっているんです!
栄養成分表示クイズ 2問目

炭水化物はどんな成分でできているでしょうか?
次の選択肢から選んでくださいね
A. 糖質と食物繊維
B. たんぱく質と脂質
C. ビタミンとミネラル


答えは
A。糖質と食物繊維を足したものが炭水化物です!
近年、糖質の過剰摂取が肥満や血糖値の上昇を引き起こし、糖尿病のリスクを高める可能性が指摘されています
健康を維持するためには、適切な糖質の摂取量を意識し、食物繊維やたんぱく質とバランスよく組み合わせることが大切です
【糖質】の摂取目標量
成人男性(一般的な活動量):280~370g (1食当たり93〜123g)
成人女性(一般的な活動量):232~307g (1食当たり77〜102g)
【食物繊維】の推奨摂取量
成人で男性が20g以上、女性が18g以上とされています

栄養成分表示には炭水化物としか書いていないことが大半なので糖質を求めるための計算式を紹介します!
栄養成分表示をみて式に当てはめてみましょう
【糖質】を栄養成分表示から導き出す方法
糖質(g)=(エネルギー(kcal))ー(たんぱく質(g)×4kcal)ー(脂質(g)×9kcal)÷4kcal

もっと詳しく知りたい人は
こちらをクリック
栄養成分表示クイズ 3問目

脂質には種類があり、健康に良い脂質からそうでない脂質まで。
避けるべき脂質は次のうちどれでしょうか?
次の選択肢から選んでくださいね
A.飽和脂肪酸
B.不飽和脂肪酸
C.トランス脂肪酸


答えは
Cのトランス脂肪酸です
トランス脂肪酸は
『LDL(悪玉コレステロール)を増やし、HDL(善玉コレステロール)を減らします。そのため心疾患リスクを大幅に上げます』
(マーガリン、ショートニング、揚げ物(業務用フライドポテト、ドーナツ)、市販の焼き菓子やスナック菓子に含まれています)
※栄養成分表示では通常「脂質」とだけ記載されており、どの種類の脂質が含まれているかは分かりません
ですが一部のメーカー、一部の商品にはトランス脂肪酸や飽和脂肪酸などの項目まで記載がされています
メーカー側からすると摂取を控えた方がいいトランス脂肪酸を載せるメリットがあまり無さそうにみえますが、メーカーの商品の対する正しい情報を伝えたいといった思いの【透明性】を高めるためや消費者側の【健康意識】の高まりに合わせて記載がされています

健康に良い摂取すべき順番は
【B.不飽和脂肪酸→A.飽和脂肪酸→C.トランス脂肪酸】です
最後に
栄養成分表示についての理解は深まりましたか?
栄養成分表示をチェックする際のポイントや、1日の栄養摂取量の目安などを詳しく解説した記事がありますので、ぜひご覧ください
👉 詳しくはこちら
「栄養成分表示があるのは知っていたけど、特に意識せずに見過ごしていた…」という方も、「普段から健康を意識してしっかりチェックしている!」という方も、このクイズを通じて、栄養成分表示や食品表示にさらに興味を持っていただけたら嬉しいです!
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